新4K8K衛星放送に対応した「分配器」「ブースター」「壁面テレビ端子」「分波器」「アンテナケーブル(同軸ケーブル)」「混合器(衛星ミキサー)」を紹介します。
もちろん4K放送/8K放送に適合した証である「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」を取得した安心できる商品を厳選しております。
※1 一部のSHマーク未登録もありますが、2K/4K/8K放送に対応した製品のみを紹介していますのでご安心ください。
※2「アンテナケーブル(同軸ケーブル)」についてはSHマーク規格の対象外ですが、2K/4K/8K放送に対応した製品のみを紹介していますのでご安心ください。
ここで、自宅(戸建て)の場合はどのような衛星受信設備(システム構成機器)が必要かが一目でわかるリーフレットがありますのでご紹介します。(出典:A-PAB「新4K8K衛星放送を視聴する場合のご注意」)
屋外用 ブースター:SHマーク適合(準拠)製品
ブースターとは
ブースターは、BS/CSアンテナの直下(屋外)に設置して使用します。なお、ブースターの電源部は本体と分離されているので屋内に設置します。
安全のためにも、取付工事が難しい場合は電気屋さんやアンテナ工事業者へ頼むのがおすすめです。
ブースターの詳細な説明は下記の通りです。
アンテナで受信したテレビ信号は、同軸ケーブルや分配器などを通過することで電波の強さ(端子電圧)が減衰します。
アンテナ直下で受信できても、テレビの入力端子で最低レベルを下回ると、視聴できなくなります。
ブースターとは、この拡声器と同じ役割がありテレビ放送信号を大きくする機器です。
アンテナ直下に使用し、同軸ケーブルや分配器などでの損失を事前に補うために使用します。
ただし、アンテナ直下で視聴できない(品質が悪い)状態や、アンテナから離れすぎて品質が悪くなってからでは、ブースターの効果は得らません。
出典:DXアンテナ アンテナパーツカタログ vol.3
また、4K・8K 対応 “SHマーク適合製品” ブースターは大きく分けて2種類あります。
①地デジ、BS、CSの3波を増幅するブースター
②BS、CSの2波を増幅するが、地デジは増幅しないブースター
それでは、おすすめの機種を紹介します。
地デジ、BS、CSの3波を増幅するブースター:CU43AS
型番「CU43AS」
CS/BS-IF・UHFブースター(33dB/43dB共用形)デュアルブースター[2K・4K・8K対応]
「CU43AS」は「GCU433D1S」のWeb販売モデルで、仕様同一の最新機種となります。
「GCU433D1S」でのSHマーク登録承認年月:2016年8月
DXアンテナのこちらのブースターはUHF帯域(地デジ)の利得を33dB形/43dB形をスイッチひとつで切り替えができる優れものです。“デュアルブースター”として特許出願中(カタログより引用)とのことですので、ユーザー目線の商品開発が嬉しいですね。
他機種の参考となりますが、デュアルブースターの解説はこちらのDXアンテナのpdfをご覧ください。デュアルブースターを徹底解明!!
ライバル品としてマスプロ電工のUBCBW35とUBCBW41がありますが、こちらはUHF帯域(地デジ)の利得を切り替えることができず、商品型番によって35dB形と41dB形がわかれているため工事中に利得切り替えできません。確実に必要な利得がわかっている方であればマスプロ製でもよいですが、保険の意味でもDXアンテナ製のブースターがいいと思います。
利得が足りずに後で後悔しないためにも、現地で利得調整が可能なこちら↓のDXアンテナ製「CU43AS」ブースターがおすすめです。
BS、CSの2波を増幅するが、地デジは増幅しないブースター:GC35S
型番「GC35S」
SHマーク登録承認年月:2016年8月
DXアンテナ CS/BS-IFブースター 【2K 4K 8K 対応】 家庭用 CS/BS-IFブースター 混合機能付き 水平マストに取付可能
分配器:2K・4K・8K 対応
※「同軸ケーブル」についてはSHマーク規格の対象外のため、下記同軸ケーブル付き分配器もSHマーク対象外となります。ただし、メーカーから「2K・4K・8K 放送に対応(3224MHz対応)」という製品マークが付与されており、安心して使用できます。
2分配器 入力・出力ケーブル付き(全端子通電形):2DL2WS(B)
部屋の「壁面テレビ端子」からテレビまでの距離が2m以内の場合は、こちらの「入力側2mケーブル + 2分配出力側ケーブル0.5m」のケーブル付き分配器「2DL2WS(B)」がおすすめです。
2分配器 出力ケーブル付き(全端子通電形):2DLWS(B)
部屋の「壁面テレビ端子」からテレビまでの距離が2m以上ある場合は、こちらの「2分配後の出力ケーブル0.5m」のケーブル付き分配器「2DLWS(B)」がおすすめです。
別途「壁面テレビ端子」からテレビまでの長さの「同軸ケーブル」を用意しましょう。
壁面テレビ端子:SHマーク適合製品
壁面テレビ端子(通電仕様):SU7LS(P)
型番「SU7LS(P)」
SHマーク登録承認年月:2016年8月
壁面テレビ端子(通電仕様)[2K・4K・8K対応]
アンテナからのテレビ電波を室内のテレビに取り出すための壁面テレビ端子です。
工事(DIY)が必要なので、お近くの電気屋さんや工事業者にお願いする方法もおすすめです。
壁面テレビ端子(直列ユニット中間用):SU7CP2S(P)
型番「SU7CP2S(P)」
SHマーク登録承認年月:2016年8月
壁面テレビ端子(通電仕様)[2K・4K・8K対応]
アンテナからのテレビ電波を室内のテレビに取り出すとともに、別の部屋の壁面テレビ端子台へ電波を送るための壁面テレビ端子(直列ユニット中間用)です。
工事(DIY)が必要なので、お近くの電気屋さんや工事業者にお願いする方法もおすすめです。
分波器:2K・4K・8K 対応
分波器は、4Kテレビ・8KテレビやHDDレコーダーの入力端子が”BS/110°CS”とUHF(地デジ)などと分かれている場合に使用します。テレビ裏のアンテナ入力端子を見てみてください。
※なお、ケーブル付き分波器についている「同軸ケーブル」がSHマーク規格の対象外のため、下記同軸ケーブル付き分波器もSHマーク対象外となります。ただし、メーカーから「2K・4K・8K 放送に対応(3224MHz対応)」という製品マークが付与されており、安心して使用できます。
分波器(入力・出力ケーブル付):MBUM2WS(B)
部屋の「壁面テレビ端子」からテレビまでの距離が2m以内の場合は、こちらの「入力側2mケーブル + 2分配出力側ケーブル0.5m」のケーブル付き分波器がおすすめです。
アンテナケーブル(同軸ケーブル):2K・4K・8K 対応
アンテナケーブル(同軸ケーブル)は、みなさんも比較的目にするのでわかりやすいと思いますが、”壁面のテレビ端子とテレビ間”、”テレビとHDDレコーダー”などを接続(配線)するために使用します。
プラグ加工タイプやF形接栓タイプがありますが、部屋内のテレビ端子とテレビ間などは「プラグ加工タイプ(L型プラグ、ストレートプラグ)」がおすすめです。
壁面のテレビ端子は”L形プラグ”、テレビ側は”ストレートプラグ”となっているケーブルがおすすめです。
F型プラグとは端子にネジが切ってあるため、ねじ込む必要があります。このため壁面のテレビ端子にネジが切っていないと使用できません。
「L型プラグ」や「ストレートプラグ」であれば、ネジが切ってあろうがなかろうが、ただ差し込むだけなのでおすすめ◎です。
シールドプラグ付 2Cケーブル(両側ストレートプラグ)
2Cケーブルは細いため、ケーブルの取り回しが簡単というメリットがありますが、信号の減衰量が大きいというデメリットがあります。
このため、テレビとHDDレコーダー間の接続に適しています。
ケーブルの長さは1m,2m,3mから選択でき、色も白と黒がラインナップされています。
シールドプラグ付 4Cケーブル(両端ストレートプラグ)
4Cケーブルはやや太いため、ケーブルの取り回しが少し硬い感じがありますが、信号の減衰量が比較的少ないメリットがあります。
このため、壁面のテレビ端子とテレビ間の接続など、部屋内のケーブル配線に適しています。
ケーブルの長さは1m,2m,3m,5m,8mから選択でき、色も白と黒がラインナップされています。
混合器:SHマーク適合製品
DXアンテナ 混合器 MBUCS
DXアンテナの混合器「MBUCS」です。
取扱説明書はこちらから見れます。→ DXアンテナ 混合器「MBUCS」取扱説明書を開く
マスプロ 混合器 MXHWD
マスプロの混合器(衛星ミキサー)「MXHWD」です。
取扱説明書はこちらから見れます。→ マスプロ 混合器「MXHWD」取扱説明書を開く
SHマークの補足
なお、4K放送、8K放送に対応している証である「スーパーハイビジョン受信マーク(SHマーク)」の登録(適合)製品の一覧はこちらのページでご覧いただけます。
※1 「同軸ケーブル」についてはSHマークの規格の対象外である。
問:同軸ケーブルの性能に関してはSHマークの表示はないのか?
答:同軸ケーブルはSHマークの規定外である。
出典:衛星放送用受信設備作業班(第2回)議事概要(案)
このページでご覧いただいたアイテム以外にも、新4K8K衛星放送で必要なアイテムとして4Kテレビ、4Kチューナー、4K8K対応アンテナなどがあります。
それぞれ詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。