
SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク),SHロゴ 緑色/黒色バージョン
新4K8K衛星放送対応機器を探してみると良く目にするロゴが「SHマーク」です。
SHマークとは4K8K対応の証
SHマークのSHは「Super Hi-Vision(スーパーハイビジョン(4K・8K))」の頭文字から来ているので「スーパーハイビジョン受信マーク」とも言います。
上の見本にあるような緑色が基本ですが、黒色バージョンもあります。
【豆知識】ちなみにNHKだけは、「Super Hi-Vision」から頭文字を3文字とって「SHV(エスエイチブイ)」と呼んでいます。日本語で言えば、SHもSHVもどちらも”スーパーハイビジョン”なので、言い方が違うだけで同じ意味です。
このSHマークは、4K/8K放送で使用される最高3224MHzの周波数帯域まで対応している機器である証明となるマークとなります。
また、勘が良い方は気がついたかもしれませんが、今回新たに使用する帯域は、すでに皆さんが良く使用されている無線LAN(Wi-fi)の帯域とも重なるため、家庭内のアンテナ配線等から電波漏洩があると電波干渉による悪影響(無線サービスの速度低下や4K/8K放送の受信障害)が懸念されます。
このため、SHマーク登録機器は「電波漏洩も規格の基準値以下である」という性能も保証している機器となりますので、SHマークの登録機器の使用を強くおすすめします。
このSHマークの説明の文言は実は運営元であるJEITAにて規定されているので以下に引用します。
SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)は、BS・110度CS右左旋放送受信帯域に対応した機器のうち、一般社団法人 電子情報技術産業協会で審査・登録され、一定以上の性能を有するスーパーハイビジョン衛星放送受信に適した衛星アンテナ、受信システム機器に付与されるシンボルマークで、その性能を証明するものです。
分かりやすく一言にすると、JEITAがちゃんと性能をチェックしているから
新4K・8K衛星放送を見たい場合は「SHマーク」のついた受信設備機器を選べば大丈夫!
ということです。
すばらしく親切なマークですね。
ちなみに、このマークはあくまで「アンテナ等の受信設備用の機器」が対象なので、4Kテレビや4Kチューナーにはついていないので、勘違いしないように注意してください。
テレビやチューナーにはBS4K・BS8K・110°CS4Kのロゴマーク

新4K8K衛星放送機能ロゴ
DHマークとは(間違えないように注意)

DHマーク(出典:JEITA)
少し前の地上デジタル放送の普及時には、「DHマーク」というものを目印に受信システムの製品機器を購入しました。
DHマークは、「デジタルハイビジョン受信マーク」の略称で、その名の通り地上デジタル放送を受信できる製品に付けられています。
審査・登録は、今回の新4K8K衛星放送用の「SHマーク」同様、一般社団法人電子情報
技術産業協会(JEITA)が行っています。
ただし、「DHマーク」が付いていても新4K8K衛星放送に対応した製品ではないので、新4K8K衛星放送を視聴したい場合は「SHマーク」の製品を選ぶように注意しましょう。
SHマーク対象機器はどんなものがあるの?
SHマークの対象機器は、下記の受信設備機器となります。
- BS・110度CS右左旋偏波受信アンテナ(有効口径60cm以下のパラボラアンテナ)
- ブースタ (1032~3224MHzを増幅する機器)
- 分配器 (2・3・4・5・6・8分配器)
- 壁面端子 (1端子・2端子分配型)
- 混合器・分波器 (CS・BS/U・V)
- 直列ユニット (1端子中継型・端末型、2端子中継型・端末型)
上記で挙げた製品は、こちらでSHマーク対象機器として詳しく紹介していますのでご覧ください。
