三菱の新4K衛星放送ダブルチューナー内蔵
「REAL 4K ブルーレイ内蔵録画4Kテレビ」
RA1000シリーズ(40,50,58型)が発売開始!
2018年12月1日から始まる新4K8K衛星放送。
そのうちの4K放送を受信できる新4K衛星放送チューナーを2つ内蔵した4Kテレビが三菱電機から発売されました。
新4K衛星放送チューナー内蔵テレビは、東芝に続いて2社目となります。
発売開始は2018年10月18日。
今回発売された機種は「RA1000シリーズ」。画面サイズは58型、50型、40型の3種類となっています。
この三菱REAL4Kテレビの特筆すべきGOODポイントは4つ!
②録画用ハードディスク内蔵(新4Kチューナーを2つ内蔵しているので視聴しながら裏番組を録画可能)
③Ultra HDブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダー内蔵(4K対応の次世代ブルーレイ規格)
④ハードディスクやブルーレイドライブを分離して修理可能な親切設計
②新4K衛星放送のブルーレイディスクへのダビングは4Kではなく2K(ハイビジョン)でしかできない
デザインが好みの方には、機能的には申し分ないため欲しくなる4Kテレビと言っていいでしょう。
それでは、各ポイントについて詳しく説明していきたいと思います。
新4K衛星放送チューナーを2つ内蔵で裏番組を録画できる
今回のREAL 4KテレビであるRA1000シリーズでは、2018年12月スタートの新4K衛星放送に対応した受信チューナーを2つ内蔵しています。
新4K衛星放送とはBS/CS110度を利用した4K放送です。
(新4K衛星放送について詳しく知りたい方は[新4K衛星放送]の説明ページもご覧ください。)
このため、新4K衛星放送を視聴しながら、新4K衛星放送を録画することができるのです。
現時点では、この新4K衛星放送を受信できる”BS/CS4Kチューナー内蔵テレビ”は東芝4Kレグザしか販売されていませんので、三菱電機が日本で2番目に本物の4Kチューナー内蔵テレビを販売開始できるメーカーとなります。
これから4Kテレビを購入予定の方は、この新4K衛星放送チューナーが内蔵されている4Kテレビをぜひ選択して欲しいと思います。
もしチューナーを内蔵していない4Kテレビを購入した場合、新4K衛星放送を見るためには外付けのBS/CS4Kチューナーを購入する必要になりますのでお金の面でも、設置スペースの面でもデメリットとなりますので注意が必要です。
新4K衛星放送チューナー内蔵 4Kテレビについての全メーカーの販売状況については[BS/CS4Kチューナー内蔵4Kテレビ]のページをご覧ください。
Ultra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダー内蔵
ブルーレイは聞いたことがあるけど、「Ultra HD ブルーレイ」って何!?という方も多いのではないでしょうか。
「Ultra HD ブルーレイ」とは、4K対応の次世代ブルーレイディスク規格です。
「ウルトラ エイチディー ブルーレイ」と読みます。
詳細についてはこちらの「4K Ultra HD Blu-ray(UHD BD)を徹底解説!」のページで解説しています。
最近では4Kテレビの普及にともなって、4K対応ブルーレイである「4K Ultra HD ブルーレイソフト」もかなり充実してきています。
4Kテレビを最大限に楽しむためには一家に1台は欲しい製品です。
今回紹介しているRA1000シリーズでは、この「Ultra HD ブルーレイ」の再生ができる「Ultra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダー」も内蔵しています。
ただし、ブルーレイディスクへの書き込みは2K映像となることに注意が必要です。(以下に注意書き補足)
録画用HDDも内蔵し、外付けHDDにも録画可能
今回の「Ultra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダー」と「録画用ハードディスク(HDD)」が両方内蔵されている、まさに全部入り4Kテレビ。
外付けUSBハードディスクにも録画可能
内蔵ハードディスク(2TB)では足りない人には嬉しい外付けUSBハードディスクへの録画機能を搭載。
USBハブを別途用意すれば、最大で4台まで接続可能です。
内蔵ハードディスクが故障した場合に、急遽外付けハードディスクを使用するといったこともできるので便利です。
故障時にも楽々!テレビから取り外して修理可能な安心設計!
通常一体型の製品の場合、テレビは壊れていないのに内蔵プレーヤーやハードディスクだけが壊れてしまって修理に出さなければならないといった事態が起こります。
この場合はテレビごと修理に出す必要があって、ユーザーにとっては不便で困ります。
しかし、この三菱REAL 4Kテレビ「RA1000シリーズ」では、そんな悩みを解消するための親切設計がされているんです。
それがこちら、故障部分だけを取り外しできる「らく楽メンテ」。
内蔵ハードディスクやブルーレイドライブだけを取り外し可能な設計になっているため、テレビはそのままにハードディスクやブルーレイドライブのみを修理にだすことができるんですね。
詳細は下記に公式サイトから引用とさせていただきます。
この「もしものときの安心設計」はかなりいいですね!!すばらしいコンセプトです!
おぉぉっ!っと思わず唸ってしまいました。
外付けハードディスク対応
万が一、内蔵ハードディスクが故障しても外付けハードディスクをつなげば録画が可能※1。修理までの間も、見たい番組を録り逃しません。
※1内蔵ハードディスク故障時は一部録画関連機能が使用できなくなります。
内蔵ハードディスクやブルーレイドライブは交換で修理可能!
三菱録画テレビは、万が一内蔵のハードディスクやブルーレイドライブが故障しても、故障部分のみ取り出し修理ができるので、テレビごと修理に出す必要がありません。また出張修理対応なので、修理のために販売店等にテレビを運ぶ必要もありません。
REAL 4K(RA1000シリーズ)のまとめ
三菱の新4K衛星放送対応の4KテレビであるRA1000シリーズ。
Ultra HDブルーレイ再生対応ブルーレイレコーダーと録画用HDDがどちらも内蔵されているという、まさに「全部入り」の4Kテレビに仕上がっている。
ただ、機能的には申し分ないのだが、個人的にはデザインだけが今一つな感じを受けたのが率直な感想だ。
何か一昔前のパソコン用ディスプレイを思い起こさせられるのは私だけであろうか。
おそらく、ブルーレイレコーダーと録画用ハードディスクをテレビに内蔵したためにデザインに制約を受けたのではないかと思われるが、万が一にも他社の4Kテレビも同等機能が搭載された場合は、純粋にデザイン比較競争となり購入者がどうジャッジをするのか気になるところだ。
三菱にはLS3といったデザインが優れているテレビもあるのでデザインにもこだわって欲しかった。他社との機能での差別化がどうでるか、今後の4Kテレビの売れ筋ランキングをチェックしていきたいと思う。
最後に一言。
ブルーレイと内蔵ハードディスクの修理時にテレビから取り外して修理ができるコンセプトは、ユーザー目線でとてもいい設計思想だと思う。
私自身、一体型パソコンや一体型テレビは液晶とドライブがどちらか片方が壊れただけで致命的になることから、今まで真っ先に避けてきた商品コンセプトであった。
この三菱REAL4Kテレビのように、一体型でありながら修理時には分離できるユーザーに優しい製品コンセプトは今後ともぜひ継続していって欲しいと思う。
RA1000シリーズのラインナップは全部で3種類。
[40型] LCD-A40RA1000
[50型] LCD-A50RA1000
[58型] LCD-A58RA1000
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